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2017年1月

2017年1月15日 (日)

「常勝軍団青学を率いる名将が明かす人の育て方」

2017年度が始まり、早くも半月が経ちました。

新年度のスタートにあたり新たな目標を掲げられましたか?

目標を立てることにより次への行動に移せると思います。

まだ立てられていない方は今月中に目標を掲げましょう!

 

さて、お正月恒例の箱根駅伝は

今年も青山学院大学の優勝で幕を閉じました。

これで箱根駅伝3連覇を達成し強豪校というポジションを

確立できたのではないでしょうか?

青山学院大学の駅伝部員全員が3連覇を達成するとの

強い目標のもと2016年度取り組んできた結果だと思います。

思いが強ければ強いほど喜びも倍増したことでしょう!

 

今回は、「常勝軍団青山学院大学を率いる名将が明かす人の育て方」

という記事を紹介させてください。

 

青山学院大学にはこの3年間それぞれキャッチフレーズがありました。

2015年度「ワクワク大作戦」。2016年度「ハッピー大作戦」。

そして今年は「サンキュー(3+9)大作戦」。

このキャッチフレーズは9度目の箱根駅伝出場と感謝の気持ちでつくられたそうです。

原監督は箱根駅伝を通して選手達を成長させることが

監督の役割だと考えておられます。

 

強いチームをつくる監督の役割として最初に取り組んだことは何ですか?

とよく聞かれるそうです。

原監督は「相談できる人」に育てることから始められたそうです。

監督が指示を出さなくても部員それぞれがやるべきことを考え

実行できるチームづくり、つまり指示待ち集団ではなく考える集団。

考える集団をつくるには土壌づくりと同様に時間が必要だと感じていたそうです。

部員からの提案を嫌がる監督もいますが、

それだと監督の指示を仰ぐ部員やスタッフばかりになってしまいます。

例えば、マネージャーが夏合宿の練習時間について、

「今日のスタートは何時にしますか?」と聞きに来たとします。

指示を出したい監督は「⚪時からこのグラウンドで、こういうトレーニングをする」

と伝えて終わりでしょう。

でも、それではマネージャーは御用聞きになってしまい、

何も得るものはありません。

天候・気温・風・グラウンドコンディション・練習場の選定など

練習時間を決める様々な要素からマネージャー自身が答えを出して、

「今日は日中の気温が30度を超えるので練習時間は遅めの午後4時半からにしませんか?」

と相談にくる。

これが今の青学陸上競技部です。

その提案に監督が納得できれば「それでいいんじゃない」と答えるそうです。

自分の提案が通ると、それはマネージャーにとって、ひとつの成功体験になります。

自分の考えが反映されたとなれば、次はさらに詳しく状況を調べて、

よりよい練習環境を整えようとします。

このレベルに育つまでには時間が必要です。

初期の頃は教えることがたくさんありました。

考える習慣がない部員に「さぁ、考えなさい」といっても無理。

だから考えるための材料を与えて、できるだけ答えは出さず、

なんとか自分で答えを導き出すしかないという考えに変わるのを待ったそうです。 

「チームが考える集団になれるかどうかは監督の忍耐強さ」にかかっています。

新しい習慣を身につけるのですから時間はかかって当然です。

考える習慣が十分浸透してきたなと感じ始めたのは7、8年目だったそうです。

 

チームに考える習慣が浸透してくると監督の立ち位置も変わってきました。

考えて、答えを出して、相談できるようになると、

個々に考えるだけでなく自主的に考え話し合いをするようになりまた。

考えるということは縦のつながりも横のつながりも生み出すということです

ここまで成熟したチームになると監督が前面に出る必要はなくなります。

成熟するまで教える立場ですが、成熟したチームになると

変化を感じ取るのが主な仕事になります。

そして、選手たちが間違った方向へ傾きかけていると感じた時だけ動きます。

監督としてチーム状況の些細な変化を感じるために必要なのは本気で観察することです。

日頃から注意深くチームを見ていると、後々大きな問題になりそうなちょっとした変化に

気付けるものです。

チーム内に何かが起きて雰囲気が変わると部員にいつもと違うところが現れます。

話している内容だったり表情や仕草だったりその違いは真剣にチームを観察していれば

必ず気づきます。チームが強くなるほど、監督の「見る」仕事は増える。

それが成長したチームの理想形です。

その状態を維持できるチームこそが常勝軍団になると思います。

と名将、原監督は言われております。

 

会社の組織に置き換えると、

監督は管理職になると思います。

管理職のみなさん、部下をしっかりと見ておられますか?

ちょっとした変化を感じとれていますか?

 

青学の原監督のようにしっかりと部下の行動を見て

相談される管理職になってください。

信頼される管理職になってください。

尊敬される管理職になってください。

部下の意見を聞く管理職になってください。

自分の考えを押し付ける管理職にはならないでください。

 

「管理職の仕事は管理じゃない」 感じること。

とにかく、部員をよく観察し、変化を感じとってください。

これが原監督の青学の強さの源になっているのではないでしょうか?

 

「相談してくる部下に育てる」

「考える部下に育てる」

「忍耐強く待つ」

「部下の変化を感じる」

これらができれば職場の雰囲気も変わってくるのではないでしょうか?

このような上司がいる会社は業績が伸びるのではないでしょうか?

私個人的な意見になっているかもしれませんが、

心に響いた記事だったので紹介させていただきました。

私自身原監督のような行動を心がけ、全ては真似できませんが

できることはしていきたいと思います。

みなさんは、どう感じられましたか?

理想の上司って人それぞれ違うと思います。

でも自分が理想とする上司のもとで働きたいですよね!

あなたの上司はどのような上司ですか?

一度考えてみてください。

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