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2016年4月

2016年4月25日 (月)

お見舞い

この度の熊本地震により、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

皆様の安全と一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

自然災害は、私たち人間の力では防ぎようのないことであります。特に記憶に残るのが阪神・淡

 路大震災、新潟県中越地震、東日本大震災そして今回の熊本地震それぞれの地域で被災され

 た方々は必死に未来に向かって1日も早い復興を願い毎日を過ごし、私達では考えられない苦

 労をされ乗り越えてこられたと思います。だから、熊本の皆様も必ず乗り越えられると思います。

 何の力にもなれませんが、とにかく被災者の心が癒されることを願うばかりです。また次どこかの

 地域で同じような震災が起こるかもしれません。日本はその度に過去の教訓を生かしその震災

 の状況にもよりますが、明日への希望を持てる対策や救援体制(物資やライフライン)・ボランティ

 ア活動をスムーズに行えるようにすることを考え、少しでも震災への恐怖を取り除いてもらいたい

 と願うばかりです。

 

「危機管理」という言葉があります。その意味は危機が発生した時にその危機の影響を最小限に

 とどめるとともにいち早く危機状態からの脱出・回復を図ることが基本となります。もちろん防ぐこ

 とができる危機であれば望ましいのですが、自然災害や事故などの外部要因による人的災害な

 どは自助努力で防げないこともあります。だからといって何もしないよりかは、起こりうる危機やそ

 れに伴うリスクをリストアップし災害の影響を最小化するとともに早期回復するためには何をして

 おかなければいけないのかを検討しておく必要があるのではないでしょうか。

 

危機は、「いつか必ず起きる」という大前提のもと今までの経験を活かし乗り越える術を意識しな

 がら日々の暮らしの中で頭の中に入れておきたいと思います。

 

熊本県の被災者の皆様1日も早い復興を願っております。

2016年4月 5日 (火)

花まつり

 

みなさま「花まつり」という言葉を耳にされた事はありますか?

桜の季節なので、お花見を連想されるかもしれませんが、

実は「花まつり」とはお釈迦様の誕生日を祝う行事で、

4月に多くのお寺で行われています。

(お釈迦様の誕生日は旧暦の4月8日という説があります)

 

お釈迦様が誕生した時に、天から甘い露が降り注いで

身体を清めました。するとお釈迦様はすぐに立ち上がり

7歩進んで右手で天を指し、左手で地を指し

「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)

と言われたそうです。

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これは「この世に自分より尊いものはない。人間ひとりひとりが

ひとつしかない命をいただいている尊い存在である。」

という事を意味しているそうです。

この立ち姿が「誕生仏」と言われるようになりました。

 

「花まつり」の際お寺では、お釈迦様が生まれた

ルンビニ園の花園を表す花で飾った小さなお堂「花御堂」

作られます。お堂の中には甘茶で満たされた桶が置かれ、

その中央には誕生仏が安置されます。

お参りする時には柄杓を使って、甘茶をかけてお祝いします。

ちなみに甘茶はお釈迦様が生まれた時に天から降り注いだ甘露を

意味しているそうです。

 

仏教の歴史を知るという意味でも、菩提寺や近くのお寺に

家族で「花まつり」に行かれみてはいかがでしょうか。

 

 

仏光殿オフィシャルサイト