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2016年4月 5日 (火)

花まつり

 

みなさま「花まつり」という言葉を耳にされた事はありますか?

桜の季節なので、お花見を連想されるかもしれませんが、

実は「花まつり」とはお釈迦様の誕生日を祝う行事で、

4月に多くのお寺で行われています。

(お釈迦様の誕生日は旧暦の4月8日という説があります)

 

お釈迦様が誕生した時に、天から甘い露が降り注いで

身体を清めました。するとお釈迦様はすぐに立ち上がり

7歩進んで右手で天を指し、左手で地を指し

「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)

と言われたそうです。

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これは「この世に自分より尊いものはない。人間ひとりひとりが

ひとつしかない命をいただいている尊い存在である。」

という事を意味しているそうです。

この立ち姿が「誕生仏」と言われるようになりました。

 

「花まつり」の際お寺では、お釈迦様が生まれた

ルンビニ園の花園を表す花で飾った小さなお堂「花御堂」

作られます。お堂の中には甘茶で満たされた桶が置かれ、

その中央には誕生仏が安置されます。

お参りする時には柄杓を使って、甘茶をかけてお祝いします。

ちなみに甘茶はお釈迦様が生まれた時に天から降り注いだ甘露を

意味しているそうです。

 

仏教の歴史を知るという意味でも、菩提寺や近くのお寺に

家族で「花まつり」に行かれみてはいかがでしょうか。

 

 

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