2019年9月25日 (水)

秋刀魚

暑さも少し緩んできて、だんだんと秋らしくなってきました。

 

秋を代表する魚といえば、なんといってもサンマですよね!

 

今年はもうサンマは召し上がりましたか?

 

値段も手頃で脂の乗ったサンマは秋の食卓の定番メニューでしたが、

 

ここ数年、不漁が続き、なかなか気軽に食べることのできない魚になりつつあります。

 

今回は、そんなサンマについて色々と調べてみました。

 

サンマは昔、食用ではなかった?

 

 江戸時代中期、江戸の魚河岸に流通するようになったばかりの頃は、

 

好んで食べられる魚ではなかったようです。

 

当時は、魚は脂の少ない淡白なものが上品とされており、サンマのような脂の多い魚は下品とされていました。

 

粋であることを重んじる江戸っ子たちは、そんな下品なサンマを食べることをよしとしなかったそうです。

 

江戸時代中期に刊行された「本朝食鑑」や「和漢三才図会」といった本によると、当時のサンマは食べる為ではなく、主に灯油用の油をとる為につかわれていたそうです。

 

なんだかとても勿体無いですよね。

 

ところが、サンマを嫌っていた江戸っ子たちも次第にサンマを食べるようになったそうです。

 

そのきっかけが火事。

 

「火事と喧嘩は江戸の華」という言葉があるように、江戸時代は大きな火事が何度も発生しました。

 

江戸267年の間で大火と呼ばれる大火事が49回、大小含めれば1798回もの火事が起きたそうです。

 

江戸時代の火事は、人口の増加も原因のひとつになっていますが、そんな頻発する火事と人口増加によって、江戸っ子たちの食生活も変わっていきました。

 

やがて「安くて長きはさんまなり」と張り紙をした魚屋が話題になったりして、サンマは江戸の庶民の食べ物として定着していったようです。

 

なぜサンマが不漁なのか?

 

そんな秋の人気食材サンマですが、2015年からサンマは不漁が続いています。

 

シーズンが始まったばかりの今年も序盤から不漁で、昨年に比べて2倍もの値段になっている市場もあるとのことです。

 

日本でも有数の水揚げを誇る大船渡市では、毎年8月末のお祭りで初物のサンマを振舞っていましたが、今年は十分な量のサンマが確保できず、やむなく去年の冷凍サンマで代替したそうです。

 

サンマは北太平洋を広く回遊する回遊魚です。

 

日本列島の南方沖で孵化したサンマは、黒潮に乗って北上します。

 

北海道のはるか東方沖の北太平洋でたくさん餌を食べ、丸々と太って脂をしっかりと蓄えたサンマたちが、夏の終わりから秋にかけて、今度は親潮に乗って日本近海を南下していきます。

 

その一番脂が乗った美味しいサンマが北海道沖や三陸沖などで捕獲され、我々の食卓にのぼります。

 

この秋に南下するサンマの群れが、最近は日本列島から離れた海域を南下しているのが不漁の原因ではと言われています。

 

温暖化によって日本近海の水温が上昇したことが関係しているとの指摘もありましが、正確な原因はわかっていないようです。

 

そしてもうひとつ、日本以外の漁船による捕獲が近年急増していることも、日本の漁獲量が減っている一因だと言われています。

 

日本の漁船は、北海道のはるか東方沖の北太平洋で育ったサンマが、親潮に乗って日本近海に来たところを捕獲していますが、一方、中国や台湾、韓国の漁船はサンマの群れが日本近海に近づく前に、公海上で先取りしています。

 

それでは、日本の漁船も同じエリアに獲りにいけばよいのでは?と思いますが、日本のサンマ漁の漁船は20トンから大きくても200トンと比較的小型で、遠くまで漁に出ることは難しいそうです。

 

一方、他の国の漁船は1千トンクラスの大型船で、サンマをどんどん獲っては冷凍にしています。

 

従って、海外で出回っているサンマはほとんどが冷凍物で、わずかに出回っている生のサンマは、日本からの輸入物だそうです。なんだか複雑ですね。

 

鮮度の見分け方

 

色々と不漁のことを書きましたが、それでもやっぱり旬の秋刀魚を食べたい!

そして、せっかく買うならなるべく鮮度の良い秋刀魚を買いたいですよね。

 

サンマの鮮度の見極めとして

 

・尾を持ちサンマの頭を上に向けたとき、体が曲がらずにできるだけ真っ直ぐに立つもの

・目が濁っていないもの

・口先がほんのりと黄色いこと

 

これが鮮度が良く、美味しい秋刀魚の見分け方だそうです。

不漁が続くサンマ漁ですが、せっかくの食欲の秋、旬な食材もたくさんあります。

季節の変わり目は体調も崩しがちですが、しっかり食べてこの秋を楽しみましょう!

2019年9月13日 (金)

イタリア旅行記

旅行休暇を利用して同期2人でイタリアに女子旅をしてきました(*^^)v

1日目は韓国を経由していざローマへ!

韓国まで約2時間、乗継時間を挟んで韓国から12時間30分程と慣れない長時間フライトは疲れましたが、現地への期待に思ったよりも元気に到着できました。

日本とイタリアの時差はサマータイムで7時間。

朝9時過ぎに出発した私たちは現地時間の夕方6時頃に到着したのですが、日本時間だと深夜1時。。

イタリアのこの時期の日没は夜の8時頃らしく、6時といえどまだまだ明るくて不思議な感じでした。

空港からホテル間は現地の送迎をお願いしていたのでまずはホテルへ。

運転手さんがコロッセオやカラカラ浴場といった観光地を通りながらホテルまで連れて行ってくれました。

Image1(車窓からのコロッセオ)

ホテル到着後は晩御飯を食べにホテル周辺を散策。

近くのレストランで本場のピザをいただきました。

生地がパリパリサクサクで美味しかったです(●^o^●)

Image2(お店の人の1番おすすめのにしました)

この日は移動疲れもあって早めに就寝(-_-)zzz

2日目は世界一小さな国ヴァチカン市国へ!

まずはヴァチカン美術館見学からスタート。

イタリア語はおろか英語もさっぱりなので、旅行前に日本語ガイドツアーをお願いしておきました。

毎日多くの人が訪れるらしく、入場するのにも行列なので予約必須です!

天井画や彫刻など数々の展示はどれもうっとりと見蕩れます。

フラッシュをたかなければ写真撮影OKなので、次々と撮影していきます。

ここの目玉は1番最後に辿り着くシスティーナ礼拝堂です。

ミケランジェロが描いた「最後の審判」が壁一面に描かれ壮大な雰囲気に圧倒されます。

礼拝堂なのでここだけ写真撮影が禁止となっています。

ちなみに日本では徳島県にある大塚国際美術館で陶板印刷のシスティーナ礼拝堂を体感・撮影できます。

Image3(これは大塚国際美術館で撮影したもの)

美術館を後にしたらトレヴィの泉や映画「ローマの休日」に登場するスペイン広場なども連れていってもらいました。

もちろんトレヴィの泉ではコインを投げ入れてきました。

イタリアに再訪できますようにという想いを込めて背中越しに1枚。

2回投げると恋が成就して、3回投げると恋人と別れられるという逸話があるそうです。

Image4(トレヴィの泉)

3日目も日本語ガイドツアーを利用して、この日はローマ郊外を回るバスツアーに参加しました。

まずは奇怪な巨像が散らばるボマルツォ怪物公園へ。

公園内の至る所に下の写真のような像や建造物があり、その大きさに圧倒されます。

Image6(私は知らなかったのですが、上野樹里さん出演のCMに登場したそう)

次は映画「天空の城ラピュタ」のモデルとされるチヴィタ・バニョレージョへ。

今から2500年以上前にエトルリア人によって造られた「天空の島」と呼ばれる岩上都市です。

風化が進み「死にゆく街」とも言われており、日中は観光客であふれますが、いつ崩れるか分からないのでここで夜を過ごす人はほとんどいないそうです。

岩上都市というだけあって長い橋を渡ってようやくたどり着きます。

たどり着いた先の街並みは中世から変わっていないそうで、趣あふれるかわいい風景が広がります。

Image12(なかなかの坂道です)


Image5

(死にゆく街とはとても思えません)

そしてツアー最後の都市オルヴィエートに向います。

丘の上に造られた要塞都市で、小さな町とのことですが中世の雰囲気漂う街並みはこれまたお洒落です。
Image7

(町の中心にある教会)

ローマなど大都市とはまた違う、のんびりした時の流れを感じられる1日となりました。

自力で行くのは難しい所ばかりだったのでバスツアーおすすめです!

4日目は特に予定を決めていなかったのですが、思い立ってフィレンツェまで足を延ばしてみました。

ローマからフィレンツェまでは高速列車「イタロ.italo」に乗って1時間半程で到着します。

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(赤い車体デザインがかっこいい!)

目的地を決めずのんびり散歩するだけでも楽しめます。Image9_2

(ポンテ・ヴェッキオ)

折角なので街全体を眺めようとベルヴェデーレ要塞に向いました。

ベルヴェデーレというのはイタリア語で「展望台」という意味なんだそうで、その名の通りフィレンツェの美しい街並みが眼下に広がります。Image10

(ベルヴェデーレ要塞からの景色)

歩き疲れたらジェラートも食べました(´ω`)☆

本場なので1日に1個は食べるぞ!と意気込んでいたのですが、ご飯の量が多くて実現できず、、(T_T)

Image11_2

(1番小さいサイズはキッズ用らしいのですが、それでも十分すぎるくらい)

そして5日目は早くも帰国する日です。

楽しい時間はあっという間ですね。。

飛行機の時間が遅めだったので、お土産を買い足したりしながらローマ最終日を堪能して、

まだまだ書き足りないくらいのたくさんの思い出と一緒に日本へと帰国しました。

イタリアはスリが多いと聞いていたので警戒していたのですが、何事もなく無事に帰って来られて本当に良かったです。

ご飯もおいしく見どころ満載の4泊6日間でした。

皆さんも自分だけの「ローマの休日」を求めてぜひ1度訪れてみてほしい場所です。

2019年8月 9日 (金)

激しい雨の後、ふと事務所の窓から外を見るとキレイな虹がnote完全に半円のキレイな虹でしたnotesあんなキレイな虹を見たのは初めてです。
なんか良いこと有るかなsign02っと思うのは私だけでしょうか。
ところで「虹の色は?」と聞かれたら、皆さんは何と答えますか?
日本では広く7色と認識されており、色はの順番で並んでいるとされています。
これは、万有引力の法則で有名なニュートンが発表した考え方です。

しかし、様々な国の虹を調べてみると、共通して7色というわけではないようです。

多い国では8色もあり、一番少ない国だと2色となっています。ちなみに、インドネシア(フローレス島)は、赤地に黄・緑・青の縞があるように見えているようです。

国ごとに色の数が大きく異なるのは、実際に見えている虹の色が違うからではありません。
例えば、虹を2色としているバイガ族は、明るい色(赤や黃など暖色系)を赤、暗い色(青や紫など寒色系)を黒とザックリ分けているようです。同じ色を見ていても、その色を表現する言葉があるのか、ないのかで虹の色数も変わってくるということです。
色の数は見方次第

「虹は何色か」と質問された時に、世界で解答の仕方が変わってくるという話もあります。
日本やアメリカ、フランスなどは「◯色」とはっきり答えます。しかし、ロシアなどでは「色々」「しいて言うなら◯色じゃないかな」など虹の色が何色なのか固定しません。
つまり、“何色あるか”というよりは、“何色と見ようとするのか”ということが大きな違いにつながっているようです。

次回虹を見つけた時は、7色という概念をいったん忘れ、何色に見えるのか試してみるのも楽しいかもしれませんね。
皆さんにも良いこと有りますように・・・diamonddiamonddiamond

2019年7月30日 (火)

真夏の車中は危険が潜んでいる!

今年の夏は平年並みの暑さとの話題を耳にしましたが、

夏が暑い事には変わりはありません…

夏は何かとレジャーが多く、車での外出も多くなると思います。

ご存じの方も多いと思われますが、今一度確認の為に書かせていただきます。

真夏の車内の温度って何度くらいになるかご存じですか?

日中(12時から15時)が最も気温が上がる時間帯で

外気温35度でエンジン停止後わずか30分で55度まで上がるそうです(-_-;)

しかも!ダッシュボードの温度は90度近くまで上がるそうで、

フライパンで目玉焼きが焼ける⁉くらい熱くなります。

そんな車内にうっかり置いていてはいけないのが、水の入ったペットボトル。

100円ライター、スマホ、スマホの持ち運びバッテリーです。

これらが原因で年間数千件もの車火災が発生しているとの事。

特に、ペットボトルの水が火災を発生させるとは考えにくいかも知れませんが、

小学校の理科の実験で習った、虫眼鏡で太陽光を集め紙を焼くあの実験そのものの

状況になってしまうのです!

熱中症にも注意が必要です。

熱中症は気温30度、湿度60%のどちらかが上回ると危険性があると

言われております。

車では、少しだけだからと言ってお子さんを置いてエンジンを止めると

あっと言う間に温度が上がり、非常に危険な状況になります。

昨日も全国で熱中症で400人以上が搬送され、悲しい死亡事故も

発生しております。

知識をつける事が最大の予防ですので、楽しい夏のレジャーを

より安全に、より快適に、より楽しく過ごせるように…

2019年7月22日 (月)

お酒のまめ知識 第二弾

第二弾では、お酒のカロリー健康法についてご紹介いたします!

最近では、健康志向の方が多く

お酒のカロリーを気にされている方も多いのではないでしょうか?

「蒸留酒は太りにくい」と言う話を良く耳にしますので

今回は、蒸留酒に絞って種類ごとにカロリーの目安を見てみましょう。

※蒸留酒とは?

  醸造酒を熱し、水よりも低い沸点のアルコールを先に気化

  させたものを冷やして液化して作られるお酒の事です。

  もとの醸造酒よりもアルコール度数の高い液体となります。

本格焼酎(泡盛25度)の場合、100mlあたりのカロリーは約140kcalです。

因みに、25度の焼酎甲類も同じく100mlあたりのカロリーは約140kcalだそうです。

ジュースなどの果汁で割ったサワーなどは、グラス一杯が約170kcalになるようです。

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ウィスキーやブランデー(40度)は、100mlあたりが225kcalあり、

ウイスキーを炭酸水で割る一般的なハイボールはグラス一杯30ml

又、ブランデーをロックで飲む場合のカロリーは約67kcalとなります。

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ウォッカ(40度)のカロリーも100mlあたり約225kcalあり

ジンジャーエールで割る平均的なモスコミュールでグラス一杯約160kcalあります。

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蒸留酒にもしっかりカロリーがある事が分かりました。

それでも蒸留酒が「ダイエットにおすすめ」といわれるには理由があります。

実は、アルコールに含まれるカロリーは

(エンプティー・カロリー)と呼ばれ

そのカロリーは脂肪や糖に転換されないという特徴があります。

代謝で熱になる為、体内に残りにくく、他の食品カロリーに比べ

(太りにくい)といわれているのです。

又、焼酎や泡盛には、糖質が含まれていません。

原材料に「芋・米」が使われている為、

糖分が含まれているように感じますが、

実は蒸留する事によって糖質が取り除かれているのです。

プリン体も含まれない為、ダイエット中の方だけでなく

健康志向の方にもオススメお酒です。

今回は、特に蒸留酒のカロリーに焦点をあてご紹介しましたが

どんなお酒でも、適量で楽しんでいただくことが一番大切です。

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PS. おつまみによるカロリー摂取が一番太る原因になりますので

低カロリーのおつまみを選ぶよう気をつけてください!

2019年7月21日 (日)

夏にはやっぱり夏野菜!!

もうすぐ梅雨が明け、本格的な夏がやってきますsun

外はうだるように暑いのに、室内に入ると寒いくらいに

冷房が効いている。

家に帰っても熱帯夜でよく眠れない・・・。

これでは食欲も低下してしまいますよね?

でも、暑いからといって、そうめんや冷奴といった

冷たいものだけで済ませていると夏バテしてしまいますshock

体力の消耗が激しい夏だからこそ、栄養素のバランスが

とれた食事をとることが大切なのです!

 

今回は夏を乗り切るパワーの源「夏野菜」を紹介します。

 

夏が旬の野菜には、トマトキュウリピーマンオクラなどが

ありますが、いつでもスーパーで見かけるため、旬の野菜と

いってもいまいちピンとこないかもしれません。

しかし、旬のものと季節外れのものとでは味も栄養価も違います。

見た目は変わらなくても、旬のもののほうがビタミン・ミネラルを

多く含み、味がしっかりとしています。

 

夏野菜に豊富に含まれるビタミン・ミネラルは体調を整えるのに

欠かせない大切な栄養素。カロチンは体内で必要な分だけ

ビタミンAに変わり、夏の強い日差しで疲れた目や肌の健康に

役立ちます。

ビタミンCはコラーゲンの生成に欠かすことができないため、

日焼けによる肌のダメージをケアします。カリウムは体内の

ナトリウムを体外へ排出して血圧の上昇を予防し、利尿作用が

むくみの解消に役立ちます。

 

これから訪れる暑い夏を乗り切るために、うまく夏野菜を

食事に取り入れ、健康に過ごしていきましょう!

 

≪夏野菜の効能≫

トマト・・・免疫力を高める抗酸化作用のあるリコピン、

      肌荒れ老化を防ぐベータカロチンがたっぷり。

      カロチン・ビタミンC・ビタミンEが美容に

      効果的です。旨味成分であるグルタミン酸が

      含まれており、スープや煮込み料理に入れると

      美味しくいただけます。

 

キュウリ・・95%を占める水分。尿の排出を促すカリウムが

      むくみを解消。渇きを潤し、体温を下げる作用が

      あります。

 

ピーマン・・ダイエット効果のある辛味成分カプサイシンが

      含まれ、体温を高めて新陳代謝を良くします。

      含まれるビタミンPはビタミンCの酸化を防ぎ、   

      加熱しても壊れにくくする作用があるため、

      ビタミンCの呼吸を助けてくれます。また、疲労

      回復の効果も期待できます。

 

オクラ・・・ネバネバ成分ムチンは胃の粘膜を保護し疲労回復に

      役立つので夏バテ防止に効きます。ビタミン類だけで

      なく、カロチンや食物繊維といった美容に効く成分

      カルシウム・鉄などのミネラルも豊富に含む万能野菜

      です。

2019年7月 4日 (木)

お酒のまめ知識 第一弾

近畿でもようやく梅雨入りになり鬱陶しい季節がやってきましたね。


また、暑くなってきましたのでビールのおいしい季節もやってきました。


今回はお酒に関する事をご紹介します。


日本で販売されているお酒は、主に3種類に分けられます。
『醸造酒』・『蒸留酒』・『混成酒』す。


醸造酒(じょうぞうしゅ)とは、原料を酵母によりアルコール発酵させて作られた酒のことで

蒸留などの作業を経ずに、基本的にアルコール発酵させたままの状態で飲まれるものをいいます。

一般に、蒸留酒に比べアルコール度数は低くなります。

これは、アルコール発酵を行う微生物が、自らが作り出したアルコールによって

活動を阻害されてしまうためです。

 

次に、蒸留酒じょうりゅうしゅ)とは、醸造酒を蒸留して作った酒で

別名 スピリッツ(spirits)とも呼ばれます。


基本的にはアルコール度数が高いものの、蒸留後に加水した場合でも

蒸留酒とされるので、アルコール度数を大きく落とすことも可能で、

世界各地に、地域に応じた様々な蒸留酒が存在します。

酵母によるアルコール発酵で作り出される醸造酒のアルコール度数は

16%~20%が限界であり、これ以上の濃度では酵母自身が死滅してしまいます。

そのためこれ以上度数を上げるにはエタノールの濃縮が必要になるが、

1気圧におけるエタノールの沸点は約78.325℃、水の沸点は約100℃と差があるので、

単純に加熱濃縮した場合はエタノールの方が気化しやすく、逆に度数が下がってしまいます。

そこで蒸発したエタノールの方を集めて濃縮する蒸留を行う必要があります。

醸造酒を蒸留器で加熱すると、沸点の低いエタノールが水よりも盛んに気化してきます。

この蒸気を集めて冷却することで液体に戻すと、元の醸造酒よりもエタノールが

濃縮されているため、アルコール度数の高い酒になります。

これが蒸留酒であり、気化せずに残った液体は蒸留残液と呼ばれます。

蒸留を繰り返すことでさらに高いアルコール度数を得ることが可能です。

ただし、共沸という現象により、蒸留ではアルコール度数96%までしか

度数を上げられない。

この度数の商品もスピリタスとして販売されています。

一般に、連続式蒸留器を用いた蒸留では、単式蒸留器を用いた蒸留を

何度も繰り返すことに相当する蒸留を行うことが多く蒸留を進ませると、

エタノール以外の成分の除去も進み、原料や発酵副産物に由来する風味は薄くなります。

クセを除くため、蒸留でアルコール濃度を高めた後に加水することもあります。

蒸留酒は貯蔵によって香りが変化します。

蒸留直後は飲用に適さない香りであることも多く、

通常は一定期間貯蔵し熟成させます。

熟成には金属容器や陶器が用いられることもあるが、熟成に木製の樽を用いて、

木に由来する香りや色をつけることもあります。


なお混成酒は、醸造酒・蒸留酒に果実や糖などを加えて造るお酒で、

梅酒やリキュール類が代表的です。



回は、お酒の種類と製造方法を取り上げてみました。

次回、第二弾では、お酒のカロリーと健康についてご紹介いたします。

乞うご期待!

2019年6月26日 (水)

土用の丑の日

日に日に暑さが厳しくなってきましたね。

 

この時期になるとテレビのCMやスーパー、コンビニでも

 

「土用の丑の日」が取り上げられて、所狭しと鰻が高値で並び始めますね。

 

土曜日じゃなくて土用?

 

ウナギなのにウシの日?

 

今回は色々と気になる点を調べてみました!

 

そもそも土用とは?

 

 まずは「土用」の意味です。

 

土用とは、立春・立夏・立秋・立冬の前の約18日のことを指します。

 

つまり、土用は1年で4回ある事になります。

 

しかし現在では夏の土用だけが認識されていて、他の季節の土用はあまり重視されていないようです。

 

そして「土用の丑の日」は、その土用期間中で十二支が丑にあたる日の事を指します。

 

つまり、「土用の丑の日」は土用の期間の内でたったの1日か2日だけということです。

 

土用=丑の日ではないというわけですね。

 

なぜ「丑の日」に鰻なのか?

 

土用とは季節の変わり目で、体調を崩しやすい時期でもあります。

 

なのでそんな体力が落ちやすい時期には、「うし(の日)」だけに、「う」のつく物を食べて、精をつけましょうという風習があるのです。

 

ですから実際には、鰻でなくとも、うどん・牛・うり・梅干や馬など、「う」がつけばなんでもいいようです。

 

ただ、鰻にはビタミンAやビタミンB群など、疲労回復や食欲増進に効果的な成分が多く含まれていて、夏バテにはピッタリだということで「鰻」が現在の主流になっているのだそうです。

 

また、栄養面以外でも、土用=鰻と定着つけたのが、江戸時代の蘭学者・平賀陣内が、知り合いの鰻屋から夏に売上が落ちるという相談を受けたことで、

 

「本日丑の日」

 

土用の丑の日うなぎの日

 

食すれば夏負けすることなし

 

という看板を立てたところ大繁盛したそうで、これを他の鰻屋が一斉にマネしたことから全国的に広まったという説もあります。

 

素晴らしいキャッチコピーですよね(笑)

 

関西と関東では調理法が違う

 

ご存知の方も多いと思いますが、同じ鰻料理でも、関東と関西では調理法がことなります。

 

まず捌き方ですが、「関東は背開き」「関西は腹開き」です。

 

この違いに関して一説では、関東は武士の文化が強く切腹を嫌った、関西は商人の文化が強く、腹を割って話すことが好まれたとも言われているようです。

 

そして、関東では一度焼いて、蒸した後にタレをつけて焼くのに対し、関西は蒸さずにそのままタレをつけて焼き上げるという大きな違いもあります。

 

鰻の蒲焼きの起源としては、18世紀頃までは、鰻は焼いた後に塩や味噌をつけて食べられていました。

 

現在のような蒲焼きの始まりとしては、18世紀の後半に千葉県にあるヒゲタ醤油が「濃口醤油」を作り、それを鰻の蒲焼きに使ってから広まったと言われています。

 

いかがでしたか?

今回は土用に丑の日についてご紹介しました。

ちなみに今年の土用の丑の日は7月27日(土)です。

鰻屋さんに並ぶもよし、スーパー等で鰻を買って家で食べるのもよし・・・

 

とにかく体力をつけて、これからの夏の暑い季節を元気に乗り切りましょう!

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2019年6月20日 (木)

ベトナム珍旅行

今年も行って参りました、海外旅行✈。

去年だけでは満足できず、なんと今年も同じくベトナムの地へ。

去年は10月のベトナム。今年は4月のベトナム。

いつも世界遺産を巡るために海外を訪れている私ですが、

今回は世界遺産を目当てにはせず。

ただ純粋に、ベトナム旅行。

まだ前回から数えて半年しか経っていないのに。

海外旅行で同一の国を訪れたことも無いのに。

純粋に「また行きたい」と思えた国が、ベトナムでした。

 

皆さん、「ベトナム」ってどんなイメージを持っているんでしょうか。

熱帯地域に属する、常夏の国?

経済的にまだまだ弱く、物価も安い国?

フランスとアジアが融合した、独特な文化の国?

会社で同僚の男性に尋ねたところ、返ってきた言葉は、

「プラトーン」「フルメタルジャケット」「ハンバーガーヒル」。

それって…ベトナム戦争をモチーフにした、古い戦争映画?

私、そんなの全く興味が無いから分からないし。

男の人の嗜好についていけず、ごめんなさいね(-.-)。

 

 

最初に降り立ったのは、ノンバイ空港。

関空から、4時間30分のフライト✈。

フライト中は映画を観たり、寝たりして過ごしていました。

到着すると、何とも言えない独特の空気感。これがまたいいんですねぇ~

 

まずは空港からハイフォンを目指し、ハノイからタクシーにて、3時間。

ハイフォンはハノイ市やホーチミン市と並ぶ中央直轄市でベトナム北部の湾岸都市部です。

3泊をハイフォンで過ごしましたがのんびりと時間を過ごせるそんな街でした。

また、港街という事もあり、海鮮料理が安くて美味しく、同じ店に2回通うくらいに私の口に合いました!!!特に『蛤のレモングラス蒸し』がヤミツキになるくらいおいしい料理でした。

 

今回は特に世界遺産巡りをするわけでもなく、珍道中の日々でした。

たくさんの写真を掲載したいのですが、

 

今回は…ちょっと…諸事情がありまして…。

 

良い人にも出会い、人柄が素敵なベトナムの方々、私の不注意ですが、、、、

最終日にスマホを紛失するという事態が発生(-_-;)。

異国の地でスマホを紛失するという事態は、それはそれはもう…。

食い意地がはる私でも夕ご飯も食べれないくらいショックでした(-_-)

移動用のバッグの中に入れて所持していたはずが、いつの間にか忽然と…。

落としてしまったのか、それとも盗難に遭ってしまったのか。

 

しかし、携帯紛失も一つの思い出として胸の中に秘めておきます。 

海外旅行の際は、くれぐれも皆さん、貴重品の管理をしてくださいね!

2019年6月 7日 (金)

ピヨピヨたちに送るエール

         
             
 4月入社のピヨピヨchickchickたち。        
・・・いやいや、いつまでもピヨピヨchickなどと呼んでいる訳にはいかず。  
入社以来2ケ月間に及ぶ、価値ある合同研修期間を経た、新社会人たち。
当社社員としての自覚が芽生え、その意識が個々の表情の中にも  
表れてきているように感じられます。      
4月以降の2か月間で、学生 ⇒ 社会人への切り替え作業。  
それぞれに、色んな苦労があるのだろうと推察します。    
1日24時間の内、「仕事こそが主軸・中心の生活」へと変化していく中で、
1人の脱落者を出すこともなく、安心している次第です。    
             
 これからは、学生時代のように定期考査の試験があるわけでもなく、
学校の制度で定められた節目(〇年生・△回生)があるわけでもなく。
自らの意思で節目を定め、相応たる成長を自覚していかなければなりません。
「自分の現在地」を常に把握するように努め、「〇年後の自分の未来」を
より具体的に描けるように心がける人材こそが、自他ともに明確な成長を
認められる社員としての立場を確立していくのだろうな、と思います。  
 自分自身が新社会人となった当初の気持ちや、行動理念…。  
もう20年以上も昔のことで、明確には覚えていないというのが本音。  
飾らない言葉、背伸びしない言葉を用いて、当時の自分の心中や、  
社会人の先輩たちから頂いた助言などを書き留めておけば良かったな・・・
などと、今さらながらに思います。        
「新社会人となった当時の自分」を明確に振り返ることができれば、  
若い世代の社員たちに もっと的確な助言もできるのだろうな、との思い。
自分の成長を実感するための手段として、「今の思いを書き記して残す作業」
こそが重要だったということが、身に染みて分かります。    
             
 6月。研修の中で各個人の適性が見極められ、相応の部署へと配属。
さぁ、みんな。これからが社会人本番です。      
同期生のみんなが毎日のように一同に揃い、顔を合わせ、言葉を交わし…
という時間は、今後は懐かしい記憶へと変わります。    
みんなにとって最も身近で頼れるお兄さん・お姉さんだったはずの  
新人教育担当の先輩社員たちも、それぞれの持ち場へと戻ります。  
これからは、皆が個々に当社の看板を背負い、お客様と接することにより、
それら社内業務の全てが、自分自身の給与・賃金となります。  
新人たちに、たくさんの成功と失敗とを経験させてあげられるように  
するためにも、私たち先輩社員も日々に精進し、全てを包括するような
存在にならなければ、と身が引き締まる思いで仕事に従事しています。
仏光殿オフィシャルサイト